海外ビジネススクールの面接実施のあり方
海外ビジネススクールの面接実施のあり方
海外のビジネススクールでは、面接実施率が高い学校では、面接官が不足するため、一般的には入試担当部ではなく、ビジネススクールの卒業生が面接官として活用されることがあります。
事前に質問事項が卒業生に送られ、それをもとに面接が行われる場合がほとんどです。
面接は通常1対1で行われ、30分から1時間程度の時間がかけられます。
一方で、面接実施率の低い学校では、入試担当部が面談を行うことが一般的です。
例えば、ガイドが受けたINSEADの面接では、日本人とイギリス人の卒業生が面接官として1時間程度の面接を東京で行いました。
他に受けた数校のビジネススクールでは、1名の卒業生が面接官として東京で1時間近くの面接が行われました。
面接では、応募資料では伝えきれない自身の強みをアピールすることが重要です。
そのため、面接は対人能力をアピールする場でもあります。
面接官に良い印象を与えるためには、事前に戦略を練る必要があります。
そのため、国内・海外ビジネススクールを問わずエッセーを中心とした応募資料では伝えきれない自身の最大の強みを事前にまとめておくことが必要です。
ガイドは、面接で「対人コミュニケーション力を活かし、欧州と日本をつなぐ役割を果たすこと」をアピールすることに決め、日本の思想と文化を欧州でどう生かすのかを英語とフランス語でまとめ、それを相手に効果的に示す練習をして面接に臨んでいました。
面接の準備が整ったら、友人などと模擬練習を行うことが必要です。
何度も繰り返すことが重要であり、できれば希望するビジネススクールの卒業生やMBA保持者に練習相手をお願いするとより理想的です。
また、希望するビジネススクールの説明会などで卒業生と知り合いになれるよう積極的に努力することも大切です。
そのためには、難しい場合はMBA保持者とつながるためにMBA予備校に参加するといった方法も有効です。