「なぜ起きた?」を立てて深堀り!ノンフィクション考察術
ノンフィクションを読むとき、多くの人は著者の叙述やエピソードに引き込まれます。しかし、真の理解には「問い(Q)」を立てながら読む姿勢が欠かせません。この記事では、ノンフィクション考察における「Q」の活用法と、その効果について解説します。
1. ノンフィクションにおける「Q」の重要性
ノンフィクションは事実やデータを基に展開されるため、客観性が担保されやすい一方で、読み手が受け身になりがちです。ここで「問いを持つ」ことで、自分自身の興味や疑問点にフォーカスし、表面的な理解を超えた<深読み>が可能になります。
2. 実際の事例から学ぶQの立て方
例えば、NHKスペシャルを視聴した際に「なぜこの地域が特に危険視されるのか?」と問いを立てると、地質データや行政の避難計画など多角的な情報収集につながります。
NHKスペシャル『シリーズ首都直下地震』第1回「巨大地震との対峙」、来週日曜放送!
— NHKニュース (@nhk_news) April 15, 2023
同様に科学書を読むときも、核となる問いを持つと記憶に定着しやすくなります。
If you only read one science book this year, make it The Body: A Guide for Occupants by Bill Bryson.
— Ed Yong (@edyong209) June 18, 2019
3. Qによる深掘りテクニック
- 5W1H:「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」を切り口に問いを立てる。
- 矛盾を見逃さない:事実同士が食い違う箇所を「なぜ異なるのか?」と問い、他資料や関係者インタビューで調査。
- 「もしも」の仮説を立てる:「もしこの要因がなかったら結果はどう変わっていたか?」で理解を広げる。
4. Qの種類と活用例
| タイプ | 目的 | 具体例 |
|---|---|---|
| 事実確認型 | 事実の正確性を検証 | 「実際に何が起きたのか?」 |
| 解釈型 | 背景や原因を探る | 「なぜこの現象が起きた?」 |
| 評価型 | 価値判断を行う | 「この手法は有効だったか?」 |
5. 読み手への問いかけ事例
著名なノンフィクション作家ブレネー・ブラウンは、自著の読み手に向けて常に「自分ならどうするか?」と投げかけることで、単なる読み物を超えた自己省察を促します。
Daring Greatly is about the courage to be vulnerable. To show up and let yourself be seen.
— Brené Brown (@BreneBrown) August 30, 2016
6. まとめと実践ポイント
- 読む前に3つ以上の問いをメモしてからスタート。
- 読み進めるごとに問いを更新し、答えを探すプロセスを楽しむ。
- 読み終えたら質問に対する回答をまとめ、再読時のナビゲーションとして活用。
このように「Q」を軸に読むだけで、ノンフィクションが単なる情報源から自分の思考を鍛えるツールへと変わります。ぜひ次回の読書で実践してみてください。
