周波数比と位相差が浮かび上がる奥深いリサージュ図形考察

電子工作や物理実験で一度は目にしたことのあるリサージュ図形。単なる視覚的な“おもしろ模様”にとどまらず、周波数比や位相差を読み解くヒントを秘めています。今回は、リサージュ図形の成り立ちからパラメータ変化による形状の変化、隠れた数学的美まで、実在するTwitter投稿を交えながら深掘り考察してみましょう。

1. リサージュ図形とは?

リサージュ図形は、X軸とY軸にそれぞれサイン波を入力し、位相差や周波数を変化させることで生成される図形です。式で表すと次のようになります。

x(t) = A sin(a t + δ),  
y(t) = B sin(b t)
  • a/b の比=周波数比
  • δ=位相差
  • A, B=振幅

周波数比が有理数なら閉じた図形、有理数でない(無理数)ときは密に塗りつぶされる特徴があります。

2. パラメータ変化でどうなる?

たとえば、a:b = 1:1, 位相差 0 のときは直線になり、位相差が90°になると円。一方、a:b = 2:1 ならハート型にも似た形が現れます。

周波数比 a:b 位相差 δ 図形の特徴
1:1 45°の直線
1:1 90°
2:1 2ループ
3:2 45° 3対2の複雑なループ

3. 実際の事例ツイートを見てみる

4. 考察:なぜ美しく見えるのか?

  • 対称性の妙:周波数比が低い有理数ほどシンプルな対称構造を生み、脳が「わかりやすい」と感じる。
  • 位相差の調整:δを連続的に変化させると、直線→楕円→円→楕円…とシームレスに変わる。動的な変化は鑑賞におけるドラマ性をもたらす。
  • 数学の深み:無理数比では理論的に図形が閉じないため、結果的に無限に広がりながら塗りつぶす“準フラクタル”な性格を示す。

5. 応用例と最新トレンド

近年はプロジェクションマッピングや電子アートの分野でリサージュ図形が注目されています。また、AI生成アートでもアルゴリズムベースのリサージュを組み合わせる試みが増加中。

さらに、リサージュ図形は信号解析の入門としても有効です。オシロスコープを持ち込めない環境でも、Web上のシミュレータで簡単に触ってみるだけで、波形同士の相関や位相差の概念が直感的に理解できます。

6. 最後に

リサージュ図形は単なる“遊び”と片づけられない奥深い数学的世界を持っています。周波数比、有理・無理、位相差という3つの要素をいじるだけで無限のバリエーションが生まれるこの世界、ぜひあなたも手を動かしてその不思議を体感してみてください。


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