雨の日は、家の中の動きを見直す
朝の体重は68.3kgだった。今日は雨のため、予定していた買い物を急がず、家にある食材で食事を作ることにした。外へ出ない日が続くと、椅子に座る時間が長くなりやすい。歩けなかった分を一度に取り返そうとはせず、普段なら後回しにする小さな用事を、部屋の中で少しずつ済ませてみた。
一食目には、ごはんと納豆、豆腐入りのみそ汁を用意した。みそ汁を温めている間に、食卓の上へ積んでいた紙を片づけた。普段は物の間へ器を置いて食べてしまうこともある。今日は食べる場所が空いたので、茶わんと汁わんを普通の間隔で並べられた。食卓が広いと、余計な物を見ながら食べずに済む。雨の日の最初の片づけは、思ったより食事に近い用事だった。
食後、すぐに同じ椅子へ戻るのをやめ、台所から洗面所まで軽く掃除した。まとまった運動として数えるほどのことではないが、座ったまま時間が過ぎるのとは違う。汚れが気になる場所を一つ見つけて拭き、道具を戻す。そうやって動くと、部屋の中を何度か往復した。やりすぎて疲れないよう、棚を全部出すような大きな作業には手をつけなかった。
これまで運動を増やそうとした時は、最初に時間や回数を決めたくなった。守れる日はよいが、天気や予定でできないと、予定そのものが面倒になる。今は外へ出る用事のついでに歩く程度が中心で、雨の日の決まった運動はまだない。今日はそれを無理に作らず、生活の動作を止めない一日にする。ノートにも「掃除で動いた」とだけ書けば十分だ。
昼過ぎ、空腹とは違う感じで何か口にしたくなった。雨音を聞きながら座っていると、手持ち無沙汰になったのかもしれない。温かいお茶を入れ、椅子に戻る前に窓辺を拭いた。しばらくしてから、少しだけ間食を皿に出して食べた。食べたことより、気づかないまま袋を抱えていたわけではないことを記録したい。静かな日でも、食べるきっかけはいくつかある。
掃除道具を片づける時には、次もすぐ手に取れる位置へ戻した。普段は奥へ入れすぎて、出す前にほかの物を動かすことがある。雨の日に部屋の中を少し動こうと思っても、最初の手間が大きいと椅子へ戻りたくなる。今日は床に落ちた細かなごみが見えた時、すぐに取れる位置にある。大げさな運動の準備をしなくても、目の前の用事へ立てる状態は作れそうだ。
冷蔵庫にはキャベツが残っていたので、夕食用に少し細かく刻んだ。今日はツナと合わせるだけでなく、きのこも加えて温かい皿にした。買い物へ行かなくても一食になるのは、いつもの食材があるおかげだ。種類が少ないと思う日もあるが、手元に何もない状態より落ち着く。次の買い物では不足している物を確認して、同じ食品を重ねて買わないようにしたい。
夕食の前にもう一度食卓を拭いた。昼に片づけた場所へ、いつの間にか小さな物を置いていたことに気づく。部屋が散らかるのも、食べた物を忘れるのも、一つずつは小さな動作なのだと思う。気づいた時に戻せれば、全部を一度に立て直さなくてよい。今日は皿を置く前に戻せた。ごはんとみそ汁を運び、温かいうちに座って食べた。
夜の体重は測らず、朝の数字だけを書いた。数字が前回より下がっていると、何がよかったのか理由を探したくなるが、今日掃除したことと直接結びつけるわけにはいかない。体重は体重、今日の生活は今日の生活として残す。いくつかの日を並べてから気づくことがあれば、それでよい。今の段階では、記録が数週間途切れていないこと自体に手応えがある。
夜になって雨が弱くなったが、歩数を増やすためだけに出かけるのはやめた。食器を洗い、明日の買い物メモを短く書いて、使ったふきんを干した。外へ行けなかった一日にも、残せることは意外にある。窓辺と食卓が少しすっきりして、夕食の用意も終わった。明日は天気を見てから出かける時刻を考えることにする。

