外で食べた夜、そのまま記録する
朝の体重は59.2kg。今日は夕方に外で食べる予定があったので、昼の支度をしながら夜のことも少し考えた。以前は外食の前に食事を小さくしようとして、店に着く頃には空腹ばかり気になっていた。今日は昼をいつもどおり食べ、夜はその場で選ぶことにした。予定のある日まで、朝から特別な一日にしなくてよい。
最初の食事は、ごはん、納豆、豆腐とキャベツのみそ汁。冷蔵庫に残っているものを使ったので、いつもの組み合わせになった。夜に何を食べるかがまだ決まっていなくても、昼の一食は普通に整えられる。先の食事を理由に目の前の茶碗を減らしていた頃より、食べ終わったあとの気分は静かだった。
食後に献立をメモしたとき、外食の欄を空けておいた。細かい材料まではわからないので、料理の名前と、食べたときの感覚を書くつもりだ。記録のために店でずっと考えるのも落ち着かない。ふだんと違う食事が入ったという事実が残れば、後から読み返すには足りる。全部を同じ詳しさにそろえる必要はない。
午後に少し時間ができたので、部屋の片づけをした。外食する日は台所を使わないと思い、流しをそのままにしがちだが、今日は先に洗い物を済ませた。帰ってから食事を作らなくても、散らかった台所を見ると余計な作業を始めてしまう。今のうちに片づけておけば、夜は帰って記録を書くだけで終えられる。
店では定食を選んだ。ごはんと汁物がついていて、主菜と野菜も並ぶ。メニューの中から何が一番ダイエット向きかを探し続けるより、今日は食べたい料理として決めた。家ではよく使う食材が限られているので、違う味を食べると、それだけで気分が変わる。量の多さは実際に皿が来てから見ればよいと思っていた。
料理が出てきたら、まず温かいうちに食べた。味つけが家よりはっきりしていて、ごはんとよく合った。途中でおなかの感じを見て、急いで食べ進めないようにした。特別な食べ順を守るつもりはなく、自分が落ち着いて食べられる速さにする。店の明かりや食器の音も、家で食べるときとは違って感じられた。
食べながら、家ではあまり使わない味つけだと思った。細かい作り方まではわからないが、香りの印象を短く覚えておいた。同じものを再現しようとして食材を一式そろえると、余ったものの使い方に困ることがある。今日は外で食べるからよい料理として楽しめば十分だった。家の食事へ持ち帰る工夫が一つもなくても、食べた時間はちゃんと残る。
帰り道はまだ空が明るく、駅から少し歩いた。食べた分を消そうと思ったわけではなく、気温がちょうどよかったからだ。途中で風が強くなったので、回り道はせず帰った。食事のあとに何かしなければならないと考えると、外食そのものが重くなる。今日は普段と違う味を食べて、普通に家へ戻るだけでよかった。
家に着いてから、定食の名前と「ゆっくり食べられた」とメモした。写真は撮らなかったので、器の配置を少し思い出した。詳しい分量はわからないまま残した。記録が不完全だからといって、その日の生活が不完全なわけではない。家のごはんも外の食事も、同じ帳面に並べて見られるほうが、今の自分には使いやすい。
明日は家でいつもの食事を作るつもりだ。夜に外で食べたからといって、朝から食材を制限する計画は立てなかった。冷蔵庫には豆腐とキャベツがあり、冷凍ごはんも残っている。戻る場所が決まっていると、外食の前後で何度も食事を組み直さずに済む。続けてきたルーティンのよさは、こういう日にわかる。
今夜は流しが片づいていたので、湯を沸かしてお茶を入れ、そのまま座った。帰宅後に台所を歩き回らずに済んだのもよかった。体重が次にどう出るかは、今から考えても決まらない。今日は外で食べ、食事を楽しみ、記録を残した。一日の終わりに余計な採点をしないで、明日使う汁椀を出しておくことにした。
