雨の日は、家の中の順番を整える
今朝は59.3kg。前の記録より少し戻っていたが、数字の横に雨と書いておいた。梅雨らしい空で、窓を開けても部屋の湿った感じが抜けなかった。外を歩くつもりだったものの、支度をしている間に雨脚が強くなった。今日は散歩の予定を外し、たまっていた台所の片づけを先に済ませることにした。
歩けない日に家の中で同じ分だけ動こうと考えていた時期がある。何かで埋めないと一日が欠けたように感じていた。今は、雨の日には雨の日の過ごし方があると思う。体を動かす機会が少なかったことは記録しておくが、それで食事を減らす決まりにはしない。外へ出られる日が来たら、また普通に靴を履けばよい。
最初の食事はごはんと納豆、豆腐ときのこのみそ汁。雨で買い物に出なかったので、冷蔵庫と棚にあるもので作った。買い置きがあると、天気が悪くても食事の形を大きく変えずに済む。種類を増やしすぎないようにしている一方で、何もなくなるまで使い切ることにもこだわらない。数回分の余裕があると落ち着く。
食べ終わったあと、食品棚の手前を拭いた。いつもは食事の前に片づけようとして、空腹のまま作業が長くなる。今日は先に食べたので、一つずつ見て置き直せた。生活の改善といっても、同じ作業を違う順番でするだけで楽になることがある。食事の準備を始めたら、途中で別の片づけへ広げないようにしたい。
午後は雨音を聞きながら、過去の六月の記録を少し読んだ。天気のことと、冷たい豆腐のことが何度も出てきた。似た季節には似たものを食べたくなるらしい。去年と違う方法を探さなくても、自分の中にすでに使える記録がある。暑くなる前の今のうちに、冷たいものばかりへ寄りすぎない献立を思い出しておいた。
雨の日は布巾が乾きにくいので、使ったあとに掛ける場所を少し変えた。二枚が重なっていたところを離すと、台所の見た目もすっきりした。小さなことだが、濡れたものを手に取るたびに面倒だと感じていたらしい。今日は乾いたものを一枚手前へ置き、すぐ使えるようにした。天気を変えることはできなくても、家の中の置き方なら簡単に動かせる。
夕方、雨が少し弱くなった。今から出るか迷ったが、濡れた靴を乾かすことまで考えると気が進まなかった。窓のそばで立ち上がり、部屋を少し歩いてから夕食の支度をした。それを散歩の代わりと呼ぶ必要もない。動かなかった時間が長いと感じたら、姿勢を変える。それだけでも気分を切り替えるきっかけになった。
夕食はキャベツを温め、ツナとしょうゆで味をつけた。ごはんと、昼とは具を変えたみそ汁を添えた。キャベツの外側は汁物に、内側は主菜の皿へ使うと、同じ材料でも食べた感じが違う。雨で外へ出なかった日でも、食卓の上には少し変化を作れた。料理を大きな気晴らしにせず、手間の範囲で変えるくらいにしている。
食後に窓を拭くと、外はまだ曇っていた。今日は歩いた距離の欄が空白のままだが、食べたものの記録は残った。全部の項目が埋まらない日があってよい。体重が少し増えた朝と、雨で歩かなかった一日をすぐ結びつけることもしない。順番を考えれば、朝の数字はその日の予定より先にある。焦って説明を作らないようにしたい。
明日の買い物メモには、納豆と豆腐を書いた。天気が悪いままなら、その次の日でも困らないだけは残っている。必要なものを先に見ておくと、雨の切れ間に急いで店へ出ることが減る。予定をきっちり守るより、少し動かせる余白を用意する。そのほうが、一日二食のいつもの形も落ち着いて保ちやすい。
夜は照明を少し落とし、記録の最後に「食後に棚を片づけた」と書いた。歩けなかったことだけを残すと、何もしなかった日になってしまう。実際には食事を作り、食べ、次に使う場所を整えていた。数字が静かだったり少し戻ったりする日にも、生活は進んでいる。雨音が続く中、明日のごはんを冷凍庫の手前へ移した。
